スプライトを表示する

画面上にスプライトを表示して動かします

2022-11-15

ResCompに関する記述を追加

2022-06-12

公開

コード

res_image.res

PALETTE logo_palette "cblogo.png"
SPRITE logo_sprite "cblogo.png" 18 5 BEST

main.c

#include <genesis.h>
#include "res_image.h"
 
#define SCREEN_WIDTH 320
#define SCREEN_HEIGHT 224
 
int main(u16 hard) {
    // 経過時間
    u8 timer = 0;
    // ロゴ(スプライト)の位置
    s16 posX = 112;
    s16 posY = 96;
    // 移動速度
    s16 speedX = 1;
    s16 speedY = 2;
    // 移動方向
    s16 directionX = 1;
    s16 directionY = 1;
    // 移動範囲
    s16 maxWidth = SCREEN_WIDTH - 144; // 144: ロゴ幅
    s16 maxHeight = SCREEN_HEIGHT - 40; // 40: ロゴ高さ
 
    // 色の設定
    PAL_setPaletteColors(0, &logo_palette, DMA);
 
    // スプライトエンジンの初期化
    SPR_init();
 
    // スプライトの追加と取得
    Sprite* logo = SPR_addSprite(&logo_sprite, posX, posY, TILE_ATTR(PAL0, TRUE, FALSE, FALSE));
 
    // メインループ
    while (TRUE) {
        SYS_doVBlankProcess();
 
        // 4フレームごとに更新する
        // NOTE: 「x & 3」は剰余演算「x % 4」と同じ
        //   つまり4で割った余りが0以外の場合は処理を飛ばしている
        if (timer++ & 3) {
            continue;
        }
 
        // スプライト更新(スプライトに対して行った変更が反映される)
        SPR_update();
 
        // ロゴの移動先座標の設定
        posX += directionX * speedX;
        posY += directionY * speedY;
 
        // ロゴを移動
        SPR_setPosition(logo, posX, posY);
 
        // 画面端であれば移動方向を反転させておく
        if (posX <= 0 || posX >= maxWidth) {
            directionX *= -1;
        }
        if (posY <= 0 || posY >= maxHeight) {
            directionY *= -1;
        }
    }
 
    return 0;
}

実行結果

上記コードをSGDK1.70でコンパイルし
Gens v2.14 Souvenirで実行したスクリーンショット

解説

ResComp

画像ファイルをSGDK内で扱うには、ResComp¹を利用します(利用せずに扱うことも可能です)。
ResCompの使用にはresファイルの作成(当ページではres_image.res)と、resファイルから作成されるヘッダファイル(.h)のインクルードが必要(当ページではmain.c 2行目)になります。

SPRITE

スプライトの1つのサイズはタイル単位で1x1から4x4までですが、SGDKではResCompを利用しSPRITEとして読み込むよう設定することで自動的に分割して配置され、移動や表示状態などの変更を1つの要素のように扱えます。
当ページではres_image.resの2行目の「18 5」がスプライトのサイズになります。18が横、5が縦のサイズ(タイル数)になります。
なお、スプライトはSPR_updateを実行しないと変更が画面に反映されません。

ダウンロード

sprite.zip

参考

• Tuto Sprites · Stephane-D/SGDK Wiki · GitHub